勤め先に色鮮やかな“ほおずき”が届いた
毎年この時期になると
仕事で付き合いのある某新聞社から届く風流なお中元だ
飲料が多い贈り物の中にあって、ひときわ目立ち
「暑いこの時期に、少しでも職場に涼しさと彩りを届けたい」
という、送り手の気持ちが伝わってきて、うれしい
「昔、子供のころに口にほおずきを含んで音を鳴らしたね」
などと、自然に懐かしい話題の花が咲く
私も、ほおずきを見ると亡くなった祖母を思い出す
家族の誰よりも“ヴー、ヴー”という音を出すのが上手で
尊敬のまなざしで見つめたものだ

今、職場のカウンターに飾られているこの“ほおずき”
これから、根本から上に向かって
徐々に実が朱色に変化していき
やがて、すべての実が真っ赤に染まるのだろう
懐かしい父や祖父母が家に帰ってくるお盆を迎えるその頃に

2007/07/15 TK