小雨ふる朝
 通勤電車の車窓から
 いっせいにひらいた
 傘の花が見えた

 ―― 一瞬の光景がまぶたに焼き付くことがある。
 昨日の朝の車窓から見た小学生たちが、色とりどりの
 傘を開いて登校する姿がそうだった。
 雨に濡れて濃さを増したアスファルトの上に
 いっせいに開いていたカラフルな傘は
 高い位置から見たこともあって
 地上に咲いた花のように見えた

 雨の日も、またいい。

 2007/07/11 TK