昨日、魚が描きたくなって、仕事帰りに近所のスーパーに立ち寄って
真鯵(まあじ)を一尾、購入した。
スーパーで売られていた時は、そう美しいとは思わなかったが
180円という手頃な価格に惹かれて、選んでしまったのだ。
だが、家に帰ってから、いざ描こうとして、この真鯵を見つめると
なかなかどうして、美しいのだ。
腹の白っぽい部分も、光が当たる角度によって、虹のように、さまざまな色が見えてくる。
背も、青だけでなく、淡いビリジアン(緑)に見えるところもある。
顔の部分には、茶系統の色も見えてきた。
いやぁ、この一尾の真鯵から、実にいろいろな色が見えたのには驚いた。

以前、「魚が一番美しく見えるのは水中で泳いでいる時…」などと言う人の話を聞いたことがあったが、さりとて、水中に潜って描くわけにもいくまい。
だから、こうして魚屋さんで買うか、どこかの水槽の前でスケッチするしかないだろう。
そういえば、前にこのブログで紹介した近所の銭湯の脱衣場に、立派な水槽があり、大きめの熱帯魚がゆっくり泳いでいたっけ。店主と仲良くなればスケッチをさせてくれるかも知れない、が、他のお客さんの手前、なかなか勇気が要りそうだ。

まぁ、ともかく、私が好んで描いてきた花や風景、人物に次いで、魚がモチーフとして浮上してきたことは、うれしい。
失敗してもいい、興味をもったものを、なんでも気楽に描けるのが、絵てがみのいいところだとつくづく思う。

2007/05/08 TK