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2007年3月10日 (土)

絵てがみについて思うこと

Tk070310_1  私が絵てがみを描くようになったきっかけは、平成14年4月に実母が東京から和歌山に転勤になったことだった。
 慣れない土地での一人暮らしは心細い面もあるだろうと思い、自分に何ができるかを考え、絵てがみを毎日出すことにした。
 とはいっても、毎日欠かさず出すことは思ったより難しく、途切れる日も多々あったが、それでも1年間は、なんとか続けられた。
 描く題材は、日常生活の中で目についた物や子供たちの姿、それに草花などで、おもに水彩、サインペン、クレヨンを使った。
 母は、「絵てがみを毎日見るのが楽しみ」などと言って、喜んでくれ、16年10月に初めて母が住む部屋を訪れた時には、リビングルームの白い壁いっぱいに、私が送った色とりどりの絵てがみが張り出してあった。
  それを見たとき、母が私からの絵てがみを、どれだけ喜んで受け取ってくれていたかが、一瞬にして分かったような気がして、うれしかった。

 私は、今も休みの日に母に電話をすることがあるが、あまり多くは語らない。ほとんど母の話の聞き役になってしまう。でも、電話は直接、母の元気な様子が声から伝わってくるので、安心できる。
 しかし最近は、時々しか出さなくなっていた母への絵てがみを、仕切直して、再び毎日出したいと思うようになった。
 そんな思いになってきたのも、このブログに投稿してくださる方の、心温まる絵てがみの数々を目にするようになったからではないだろうか。
 絵てがみを描いて送るということは、相手を喜ばせるだけではなくて、自分自身の人生をも豊かにしてくれると思っている。身近な日用品、近所の家の軒先に咲く花、趣のある建物、子供たち…そうした普段は見過ごしがちな自分と触れ合うものを、立ち止まって見つめ、その中に美しさや神秘さを見出すことは、今を生きる喜びにつながる。
 幼いころに絵日記をつけていたような無垢で気軽な気持ちで、これからも、絵てがみを続けられればいいなぁ、と思うこの頃だ。(TK)

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コメント

そうだったのですね。!!
感動しました。!!     

投稿: tao | 2007年3月10日 (土) 18:48

TKさん☆
お母さまが壁にTKさんからの絵手紙を貼っていらっしゃったお話、とってもステキです。心があったまるエピソードに私もイラストを描きたくなってきました。心って繋がっているんですね~。嬉しい気持ちも、あったかい気持ちも、伝わって・・・ 人間の素晴しさを改めて感じます♪ 今回のバナナとっても美味しそうです(^▽^) 影の色のつけ方など、勉強になりました。ありがとうございます。

投稿: シータ | 2007年3月11日 (日) 00:05

TAOさん
コメントありがとうございました!
毎日、母宛に絵てがみを描くと皆さんに宣言したので、“背水の陣”です。(^^;)
早起きして、ガンバリマッス!

投稿: TK | 2007年3月11日 (日) 17:47

シータさん
私の記事に気持ちを“リンク”してくださって、うれしいです!
毎日、描き続けるという目標ができたので、なんだか気持ちがシャンとしてきました。心地よい緊張感です。
絵てがみって、素直な自分のココロを引き出す良い機会だな、と最近思っています。絵筆でココロを磨く、そんな感じです。

投稿: TK | 2007年3月11日 (日) 17:55

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