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2007年1月20日 (土)

絵てがみギャラリー(29) 奄美の風さんの版画

Photo_5Photo_9  奄美の風さんから、新作の版画が届きました。
絵には次のようなメッセージが添えられてました。
「昨年10月に職員旅行で行った八丈島を題材に30号の作品を製作しています。その中にアロエも登場するのですが開花時期ではありませんでした。
 どうしても花の咲いたのを描きたくて図書館で調べた所、開花期間は1月から3月頃との事でした。図鑑で調べる事は出来ましたが、実際の感触を得たくて現物を見たくなり、花に詳しい家内に相談したところご近所の庭先に咲いているとの事で、早速出向いて描いたのが今回のデッサンです。
  亜熱帯気候の八丈島で1月から3月に咲くアロエの花が温帯気候の東京の1月に咲くのはやはり地球温暖化の影響だと思います。ちょっと心寂しい思いが頭をよぎりました」。

――アロエの花、珍しいですね。それにしても、何かダンスを踊っているようなアロエの姿、色鮮やかな色彩に月…、この作品も“奄美の風さんワールド全開”という感じですね。(TK)

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コメント

奄美の風さま

お約束のコメント書かせていただきます(笑)

アロエのデッサンからくっきりした完成品まで
色々な作業があるのですよねー。
全過程を拝見してみたいです。
背景に月が浮かぶとはー☆

投稿: れんげ | 2007年1月22日 (月) 12:18

れんげさんへ
コメントありがとうございます。
私の版画はふくらむ版画だと思っています。
 今回のアロエで説明しますと次の行程で作業を進めました。
①最終の作品の大きさを念頭に置いて、鉛筆でちょっ
と大きめにデッサンをします。(今回はA3のクロッキー帳を
使用しました。)
②デッサンしたものをコピーで70%縮小しました。
③縮小コピーにトレーシングペーパーを掛けて鉛筆でトレースしま
した。
④トレーシングペーパーをひっくり返して版板との間にカーボン
紙を入れ版板に写しました。
⑤版板に写された線を和筆を使ってなぞりました。
⑥彫刻刀で彫ります。
⑦今回の特別作業:彫った結果、彫った箇所と彫って
ない箇所のバランスを取るため下の方に彫ってない場
所(作品の下の方の黒い箇所)を付け加えると共
に、上部に月をイメージしたものを彫り版を完成させ
ました。
⑧刷りを行いました。(ローラーでインクを付け、バレンで刷
りました)
⑨今回の特別作業:通常通り手彩色で色を付けました
が、今回は補色の原理を使って、アロエの葉の回り
には赤を花の回りには青を配色し、より目立つよう
な作品にしました。
⑩最後に落款を捺印し作品としました。

以上が私の作業行程です。上記は今回の作品の場合で、通常は②③④は使わず、鉛筆でデッサンしたものの上から和筆で線を引き版画用のデッサンと位置づけしています。トレーシングペーパーは使いませんが、版画用のデッサンをひっくり返してカーボン紙を入れ版板に写し⑤以降の作業を行います。
“ふくらむ版画”とは、上記の行程を進めるに従って思いが深まり、場合によっては最初のデッサンと大きく違う作品になるのが私の作品だからです。
長々と書いてしまいましたが、全ての行程を見てみたいとの事でしたので書きました。お見せするのは時間的な制約があるので、ヒミツ(笑)という事でご了承下さい。

奄美の風より

投稿: 奄美の風 | 2007年1月23日 (火) 13:26

詳しいご説明をどうもありがとうございました!
版画の道具を使いこなす奄美の風さんの
お姿が目に浮かびます・・・
「ふくらむ版画」、出来上がった時の作品
との出会いが大きなよろこびになるのですね~。

投稿: れんげ | 2007年1月28日 (日) 09:17

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